2018年01月08日

うさぎの魔法使い 続親しくなりたい


前回の大学生宅にて。

「えー、だめなんでつか?」


「当たり前だろ!俺は普通に人間として好かれたかったんだよ!犬なんかだめだ、もう1回やり直せ!」


「願いをかなえるのは1回だけなんでつけど」


「俺は犬にしてほしいなんて願ってない。だから前回のは無効だ。」


「仕方ないでつね、もう1回だけでつよ。」


「当然だろ。とにかく俺は彼女のよそよそしさを取って、他のやつと同じように接してもらいたいんだ。」


「ならいっそのこと、強制的に付き合えるようにしちゃいまつか?」


「そんなことできるのか?」


「1日くらいなら。」


「それじゃ意味ないだろ!それに魔法で付き合えるようになるのもだめ。自分の力で何とかしたい。」


「なるほど、分かりまつた。では彼女の大学生さんに対するよそよそしくしてしまう気持ちをを取って、他の人と同じように接してくれるようにしまつ。これでいいでつね。」


「ああ、それで頼む。よそよそしさが取れれば、親しくなるチャンスはあるからな。」


「も、ただし本当にこれっきりで、願いの追加や変更、取り消しはしないでつからね。」


「分かった、それじゃ明日頼むぞ。」


「も。」


そして次の日の夜。

「ももっ。」


「おお、うさぎ、ありがとう!彼女、よそよそしさが取れて気軽に話をしてくれたよ。」


「そうでつか。」


「お前のおかげだ。これからたくさん話をして親しくなって、付き合えるようにしていくぞ。」


「も、それは無理でつ。」


「何だ無理って。そんなのやってみなきゃ分からないだろ。」


「彼女のよそよそしくなってしまう気持ちが分かりまつた。」


「ん?」


「どうやら彼女、大学生さんのことが好きだったみたいでつ。」


「え?」


「恥ずかしくてよそよそしくなってしまったんでつね。」


「!」


「でも大学生さんの希望で、その気持ちを取ってしまいまつたから・・・・・」





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posted by うさけい at 10:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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