2019年12月02日

うさぎのお菓子屋さん 隠し味?


うさぎのお菓子屋さんで閉店後、バイトうさぎがあんこを仕込んでいます。


「ごほっ、ぶしゅん!」


「も、バイト君大丈夫でつか?」


「も、店長、風邪で咳と鼻水が止まらなくて。でもこのあんこだけは仕込んで帰りまつ。」


「分かりまつた。僕は奥で事務作業をやってまつので、無理しないでください。」


「ありがとうございまつ。ぶしゅん!」



1週間後。


「こんにちは。」


「も、常連様いらっしゃいませ。」


「あら、店長が接客なんて珍しいわね。」


「バイト君が風邪で休んでいるんでつ。」


「あら、そうなの。大丈夫なの?」


「大分良くなったみたいなので、明日には来ると思いまつ。」


「それならよかったわね。ところでここのおまんじゅう、味変えた?」


「いえ、変えていないでつけど。」


「そうなの?あんこの味が少し変わったように感じたんだけど。」


「も、どんな風にでつか?」


「程よい塩味が効いてておいしかったわ。」


「塩味?」


「バイト君が味の工夫をしたんじゃないの?」


「工夫でつか。でも店長の僕に黙ってそんなこと・・・・・もっ!」


「どうしたの?」


「ももっ!何でもないでつ!」


「そう?それなら今日もおまんじゅうをいただこうかしら。」


「そ、そうでつね、え〜と、何か別のお菓子の方がいいかと・・・・・」









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posted by うさけい at 15:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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